こんにちは、穏やか暮らし研究所の奥成大輔(オクナリダイスケ)です。
YouTube、note、ブログ、SNSなど、情報発信の手段はますます多様になっています。
さらに最近は、ChatGPTやClaude、Canvaなどを使って、文章だけでなく画像やデザインまで作れるようになりました。
便利になった一方で、「どのメディアで発信すればよいのか」「AIをどこまで使えばよいのか」「自分らしさはどう出せばよいのか」と迷う場面も増えています。
今回のカフェトークでは、「これからの発信、どのメディアでどう見せる?」をテーマに、少人数でゆっくりお話しました。
話題は、AIによるチラシ制作、noteでの発信、通訳の現場、YouTubeやブログの役割、そして人生後半の新しい挑戦へと広がっていきました。
その中で見えてきたのは、AI時代だからこそ、きれいに整った情報よりも「誰が、どんな背景で、どんな思いで発信しているのか」が大切になるということでした。
この記事では、今回のカフェトークで共有された内容をもとに、これからの情報発信とAI活用について整理していきます。
はじめに|カフェトークで見えてきた「発信と見せ方」の変化
2026年6月18日、カフェトークを開催しました。
テーマは、「これからの発信、どのメディアでどう見せる?」です。
今回のカフェトークは、最初からとても具体的な話題で始まりました。
AIを使ってチラシや画像を作ってみた話。
ChatGPTやClaude Codeを使って、どこまで制作できるのか試してみた話。
ブログやnoteのアイキャッチ画像をAIで作るときの工夫。
印刷物として使うときに注意すべきこと。
どれも、いま多くの人が実際に悩んでいるテーマだと思います。
ご参加いただいた皆さんは、それぞれ活動内容も立場も異なります。
noteで日々の記録や街歩き、音楽の話題を発信している方。
翻訳や通訳の仕事をしながら、AI時代の仕事の変化を感じている方。
夫婦でデザイン事務所を運営しながら、AI活用や発信方法を模索している方。
ヨガ教室やWebサイト運営にAIを取り入れている方。
エンタメ系や語学系のブログを運営しながら、noteやSNSへの展開を考えている方。
そして、最近、これまでとは異なる新しい発信を始めようとしているぼく自身。
それぞれ違う立場だからこそ、ひとつの正解に向かうのではなく、いろいろな角度から「これからの発信」を考える時間になりました。
今回の対話を通じて感じたのは、発信メディアの選び方は、単なる集客手段の話ではなくなっているということです。
どこで発信するかは、どんな自分を見せるかと深く関わっています。
そして、どのように見せるかは、誰にどんな関係性で届けたいかともつながっています。

AIでデザインは作れるけれど、最後に問われるのは人の判断
今回、最初に盛り上がったのが、AIを使ったデザイン制作の話でした。
ChatGPTやClaude Codeを使えば、チラシや画像のラフを短時間で作ることができます。
画像生成AIを使えば、アメコミ風、少年漫画風、少女漫画風など、さまざまなテイストのビジュアルも作れます。
実際に試してみると、「ここまでできるのか」と驚く場面もたくさんあります。
一方で、実際の仕事や印刷物として使おうとすると、AIだけでは難しい部分も見えてきます。
たとえば、印刷に耐えられる解像度になっているか。
文字が画像として入ってしまっていないか。
ロゴを名刺、チラシ、看板、Webサイトなどに展開できる形になっているか。
フルカラーだけでなく、白黒や一色刷りでも使える設計になっているか。
ターゲットに合った見せ方になっているか。
こうした部分は、AIがきれいに整えてくれたとしても、最後は人間が判断しなければなりません。
特に印象的だったのは、「AIは整えることは得意だけれど、意図をくみ取ってデザインに反映することはまだ難しい」という話でした。
AIは一般的に分かりやすい構成を作ります。
1、2、3のように順番に並べたり、よくあるLP風の流れにしたりします。
それは確かに分かりやすいのですが、実際のターゲットや商売の現場に合っているかは別問題です。
デザインは、ただ見た目をきれいにするものではありません。
誰に届けるのか。
どんな印象を持ってもらいたいのか。
どこで使うのか。
その後、どんな展開があるのか。
そうした前提まで考えて、ようやく使えるものになります。
AIで誰でも作れる時代になったからこそ、プロのデザイナーが持っている判断力や設計力の価値は、むしろ上がっていくのかもしれません。
noteは記録であり、世界観を伝える場所になる
次に話題になったのが、noteの活用です。
参加者の中には、noteで1,000記事以上を書いている方もいらっしゃいました。
街歩き、音楽、ニュース、日々感じたこと。
そうしたことを記録するように書き続けているそうです。
興味深かったのは、noteの記事用の画像も、記事を書いている流れの中でChatGPTに作ってもらっているという話でした。
記事を書くためにAIとやり取りをしていると、その会話の中に記事の内容やトーンが蓄積されます。
その流れで「この記事に合う画像を作ってください」とお願いすると、記事の文脈に合ったアイキャッチが出てくる。
細かく指定しすぎるのではなく、出てきたものを楽しむように使っているという話も印象的でした。
完璧に整えるというより、AIがどんな解釈をしてくるのかも含めて楽しむ。
そういう使い方は、noteというメディアにも合っているように感じました。
noteは、検索流入だけを狙う場所というよりも、その人の日々の関心や世界観が少しずつ積み重なっていく場所です。
何気ない日常の記録。
過去の記憶。
音楽や街の風景。
ちょっとした違和感や発見。
そうしたものが積み重なることで、その人らしさがにじみ出てきます。
お話を伺いながら、noteは「記事を置く場所」というより、「人となりが残っていく場所」なのだと感じました。
ブログが体系化された情報を届ける場所だとすれば、noteはその人の気配や体温を伝える場所。
そんな役割分担もありそうです。
今回のカフェトーク後には、参加いただいたゆきさん、からこんな感想もいただきました。
誰かの日常が、誰かの気づきになるという循環を感じました。
興味を持ったものの、一般論ではなく肌感覚を知りたいと思っていたClaudeCodeについて、ジューンさんから実際の体験談をお聞きできたことが、タイムリーかつインパクトが大きかったです。
ゆきさん
この「誰かの日常が、誰かの気づきになる」という言葉は、今回のカフェトーク全体をとてもよく表しているように感じました。
特別な成功体験よりも、むしろ日々の試行錯誤や、実際に使ってみた感覚、少し前と今の変化。
そうした等身大の話が、別の誰かにとって大きなヒントになるものです。

通訳の現場から見えた、人が担う役割
今回のカフェトークでは、通訳の現場での体験も共有されました。
AI翻訳の精度が高くなり、言葉を置き換えるだけなら、AIで対応できる場面はかなり増えています。
ただ、実際の仕事の現場では、単に言葉を訳すだけでは済まないことも多くあります。
印象的だったのは、IT関連の会議通訳を引き受けたときのお話です。
製品そのものは馴染みのある分野だったものの、実際の会議では経営やマネジメントの視点も多く含まれていて、単なる専門用語の通訳だけでは対応しきれなかったそうです。
一方で、食品会社のCEOに同行した際には、展示会や工場見学など、目の前にあるものを見ながら説明する場面が多く、思っていた以上に通訳しやすかったという話もありました。
この違いは、とても興味深かったです。
抽象的な話は、背景や文脈まで理解していないと伝えるのが難しい。
でも、実際に目の前にあるものや、自分が体験していることは、言葉にしやすい。
これは、情報発信にも通じる話だと思います。
一般的な情報をまとめるだけでは、どうしても言葉が薄くなりがちです。
けれども、自分が実際に見たこと、感じたこと、体験したことをもとに話すと、言葉に具体性が生まれます。
AIが便利になったからこそ、人が現場で感じたことや、その人ならではの解釈がより大切になる。
通訳での体験談を伺いながら、これは情報発信やコンテンツ制作にもそのまま当てはまることだと感じました。
SNSや広告だけでは届きにくくなっている
今回の対話では、SNSや広告の届きにくさについても話題になりました。
以前であれば、InstagramやXなどで告知をすれば、ある程度人に届いていた。
Google広告を出せば、検索している人にアプローチできた。
しかし、最近はそれだけでは思うように届かないという実感が共有されました。
あるイベントでは、SNSで告知してもなかなか人が集まらず、最後はチラシや直接の声かけが重要になったというお話や、Google広告では1クリックあたりの費用が高くなっているという話もありました。
ネット広告は便利ですが、費用がかかります。
しかも、クリックされたからといって、必ず申し込みや購入につながるわけではありません。
その一方で、チラシや手渡しの案内、紹介、地域でのつながりのようなアナログな方法が、あらためて意味を持ち始めているようにも感じます。
これは、ネットが弱くなったという話ではなく、オンラインだけで完結させようとすることが難しくなっているのだと思います。
情報が多すぎる時代だからこそ、人は「誰から聞いたのか」「どんな関係性で知ったのか」を重視するようになってきているのだと思います。
不特定多数に向けて広く届けるよりも、届いてほしい人に、信頼できる文脈で届けること。
これからの発信では、そうした考え方がますます大切になっています。

ブログ、note、YouTube、SNSは役割を分けて使う
今回のテーマである「どのメディアでどう見せるか」については、最終的に「ひとつに絞る」というよりも、役割を分けて組み合わせるという方向に話がまとまっていきました。
ブログは、体系化された情報を置く場所です。
検索から来た人に、詳しく説明したり、信頼してもらったりする場所として向いています。
noteは、その人の考えや日々の記録、活動の背景を伝える場所です。
完成されたノウハウよりも、途中経過や体験、個人的な視点が伝わりやすいメディアです。
YouTubeは、人柄や雰囲気が伝わりやすい場所です。
話し方、表情、声、間の取り方。
そうしたものによって、「この人から学びたい」「この人に相談したい」と感じてもらえる可能性があります。
SNSは、日々の接点を作る場所です。
Instagramなら写真や動画で世界観を伝えることができます。
Xなら思考の断片やリアルタイムの気づきを出しやすいです。
どのメディアが一番よいかではなく、それぞれの役割を理解して使うことが大切です。
たとえば、デザインのAI活用を発信するなら、noteで背景や考え方を書き、YouTubeで実際の画面を見せ、ブログに体系的な解説をまとめる。
Instagramでは、制作例やビフォーアフターを短く見せる。
このように組み合わせることで、ひとつの活動を複数の角度から伝えることができます。
マーケティングの基本は、やはり「全部やる」ことです。
ただし、その全部を同じ熱量でやることは、個人レベルや小規模の事業者だと難しいですし、その必要もありません。
自分が続けやすい場所を中心にして、他のメディアにも展開していく。
そんな使い方が、現実的です。
次のような感想もいただきました。
私の話題を取り上げて頂いて、ありがとうございました。皆さんのご意見、とても参考になりました!
ただ、新しいメディアを考えるときに、やっぱりnote強いのかな、と驚きを感じました。
InstagramもXもnoteも!と考えると手が回らなくなりそうですが、自分らしく軽やかに表現できるように環境を整えていきたいです。
ジューンさん
ジューンさんの感想は、今回のテーマそのものを表しているように感じました。
選択肢が増えるほど、発信の可能性は広がります。
一方で、すべてを抱え込もうとすると、発信そのものが重荷になってしまうことも。
そんなときは、自分らしく軽やかに続けられるように、注力するメディアを絞ることや、環境や仕組みを整えることが大切だと考えています。
AIで効率化した先に残る「自分の言葉」
今回のカフェトークで、ぼく自身も最近感じていることをお伝えしました。
それは、AIを使えば使うほど、「自分の言葉」が大切になるということです。
AIを使えば、文章はとても速く書けます。
構成も作れます。
ブログ記事も、SNS投稿も、メール文も、かなり整った形で出してくれます。
でも、整った文章が増えるほど、どこか似た印象になっていくことがあります。
ぼく自身も、AIをかなり使って文章を書いてきました。
でも最近、「内容は奥成さんのものだってわかるけど、AIっぽいです」と言われることがありました。
それをきっかけに、あえてAIを使わずに、自分の言葉で書くことを積極的に試しています。
(とはいえ、この記事はAI生成の原稿を、ぼくが編集し直して公開しています)
画像についても同じです。
AI画像は便利です。
最近は記事の内容を反映したとても素敵なアイキャッチ画像を一発で生成してくれます。
ここでも、あえて自分が撮影した写真をアイキャッチに使うようにしています。
自分で撮った写真には、その時の空気や体験が入りますよね。
少し暗かったり、構図が完璧ではなかったりしても、そこに実在感があるのが魅力です。
AIで効率化できることはたくさんあります。
それ自体は、とてもありがたいことですし、ぼくも大半の作業でフル活用していることには変わりません。
ただ、効率化した先に何を残すのか。
余裕ができた時間を何に使うのか。
その問いが、これからますます重要になっていくように感じます。
文章を整えることよりも、自分が本当に何を感じているのかを見つめること。
画像をきれいに作ることよりも、自分が何を見て、何に心が動いたのかを残すこと。
AI時代の発信では、そんな人間側の感覚がより大切になっていくと考えています。
カフェトーク後に、こんな感想もいただきました。
奥成先生があえてAIを使わずに記事を作成しているお話。確かに自分らしいをもう一度考えるキッカケになると感じました。
ジューンさん
この感想をいただいて、ぼく自身の中でも、AIに対しての向き合い方が整理されました。
AIを使うか、使わないかではなく、AIを使いながらも、自分らしさをどこに残すのか。
これからの発信では、その問いを持ち続けることが大切なのだと思います。
人生後半の発信は、過程そのものがコンテンツになる
今回のカフェトークでは、ぼく自身が最近始めた新しい発信についても少しお話しました。
これまで続けてきた仕事や講座とは少し違う形で、自分自身のこれからの生き方や、これから実現していきたいことを記録していく発信です。
まだ始めたばかりなので、具体的な内容を大きく打ち出している段階ではありません。
ただ、今回の対話の中で感じたのは、完成したものだけでなく、そこへ向かう途中の過程にも価値があるということでした。
何かを始めようとしていること。
まだ形になっていない思いを、少しずつ言葉にしていること。
自分でも迷いながら、次の方向を探していること。
そうした途中経過も、誰かにとってはひとつのヒントになるのかもしれません。
今回の対話の中でも、発信の名前の付け方や、年齢をどう見せるか、noteやInstagramでどのように伝えていくかについて意見をいただきました。
自分では見えていなかった視点を、参加者の皆さんから教えてもらえるのも、カフェトークの面白さです。
人生後半から何かを始める。
そう聞くと、少し大げさに感じるかもしれません。
でも実際には、大きな成功を目指すというよりも、これからの人生をどう面白くしていくかという話です。
何かを始めたい。
もう一度、自分の好きなことに向き合いたい。
人とつながりたい。
自分の経験を誰かの役に立てたい。
そうした思いを持つ人は、きっと少なくないと思います。
そして、その過程を発信すること自体が、誰かの励みになる可能性があります。
完成した姿だけでなく、迷っている途中、試している途中、少しずつ形にしている途中。
そういうところにこそ、ぼくたちは共感して、その先どうなっていくのかを追いたくなるのではないかと思っています。
まとめ
今回のカフェトークでは、「これからの発信、どのメディアでどう見せる?」というテーマから、AI、デザイン、note、ブログ、YouTube、SNS、通訳、広告、人生後半の夢まで、話題が大きく広がりました。
その中であらためて感じたのは、発信の正解はひとつではないということです。
noteが向いている人もいます。
ブログが向いている人もいます。
YouTubeで人柄が伝わる人もいます。
Instagramで世界観を見せるのが得意な人もいます。
大切なのは、どのメディアが正しいかではなく、自分の活動や届けたい相手に合わせて、どう組み合わせるかです。
そしてもうひとつ大切なのは、AIを使うことそのものではありません。
AIを使って何を整え、何を人間側に残すのか。
いま、まさに問われていることだと思います。
AIは、文章を整え、画像も作り、構成も考えてくれます。
でも、何を大切にしたいのか。
誰に届けたいのか。
自分はどんな経験をしてきたのか。
これからどんな場所に向かいたいのか。
そうしたことは、人間にしか持てないものです。
これからの発信では、きれいに整った情報だけでなく、その人の背景や実在感がますます大切になります。
うまくいっていることだけではなく、迷いや試行錯誤も含めて、その人の発信になっていく。
今回のカフェトークは、そんなことをあらためて感じる時間でした。
編集後記。
今回も、少人数だからこそ深く話せる時間になりました。
テーマは「発信メディア」と「AIデザイン活用」でしたが、実際にはもっと広い話になりました。
仕事のこと。
暮らしのこと。
これからの働き方。
AIとの距離感。
自分の言葉で発信すること。
そして、これからの人生で何を大切にしていくのか。
カフェトークの面白さは、こうした話が自然に混ざり合うところにあります。
カフェトークは正解を出す場ではありませんし、誰かが先生になって講義をする場でもありません。
それぞれが持っている経験や迷いを持ち寄りながら、会話の中で少しずつ考えが整理されていく。
そんな時間です。
また、参加者の方からは、カフェトークについて次のような感想もいただきました。
アフィリエイトブログの運営にとどまらず、参加者の皆様がそれぞれの分野で活躍されていること、実践された中での気づきを共有してくださるのが非常に勉強になりました。
安心・安全な環境を奥成先生がご提供くださっているからこそと大変感謝しております。
ゆきさん
このような言葉をいただけたことは、とてもありがたいことでした。
カフェトークは、ノウハウを一方的に伝える場ではありません。
参加者それぞれが、自分の分野で実践していることを持ち寄り、その中からお互いに気づきを受け取る場です。
だからこそ、安心して話せる空気はとても大切だと感じています。
AIが進化し、オンラインで多くのことができるようになった今だからこそ、実際に顔を合わせて話す時間の価値は大きくなっているように感じます。
画面越しではなく、同じ場所で話すからこそ出てくる言葉があります。
雑談のように見えて、その人のこれからにつながるヒントがふっと出てくることもあります。
今回もまさに、そんな時間でした。
もしこのようなゆるやかな対話の時間に興味をお持ちいただけたら、次回のカフェトークにぜひご参加ください。
初めての方でも安心して参加いただけるよう、少人数でゆったりと開催しています。
日程や詳細は、穏やか暮らし研究所公式メルマガでご案内していますので、タイミングが合えば気軽に遊びに来てください。


