AIの進化によって、仕事やブログの在り方が大きく変わり始めています。
そんな変化の中で、これから私たちはどのように発信し、どのように働いていけばよいのでしょうか。
先日、少人数で開催したカフェトークでは、ブログ運営や翻訳、デザインなど、さまざまな分野で活動されている方々と、AI時代の働き方や発信について対話を行いました。
その中で見えてきたのは、「人の体験」や「言葉」の価値が、これからますます重要になっていくということです。
この記事では、カフェトークでの対話をもとに、AI時代に変わる仕事とブログのこれからについて整理していきます。
はじめに|カフェトークで見えてきたこと
2026年3月18日(水)、少人数でゆっくりと話す「カフェトーク」を開催しました。
テーマはあえて決めず、それぞれの近況や感じていることを自由に持ち寄るスタイルの雑談会です。
参加してくださったのは、ヴィータさん、AUさん、ゆきさん、リョータさん、ジューンさん、つかささん、そして奥成大輔の7名でした。
分野も立場も異なる方々が集まりましたが、その違いがあるからこそ、一つの方向に偏らないバラエティに富んだトーク会になったように感じています。

今回ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
それぞれの取り組みや考えに触れることができ、とても内容の濃い有意義な時間になりました。
一見すると雑談のような時間でしたが、振り返ってみると、これからの仕事やブログの在り方を考えるうえで、多くのヒントが詰まった時間でした。
参加者それぞれの現在地
今回のカフェトークで印象的だったのは、それぞれがまったく違うスタイルで活動していることでした。
- 韓国ドラマブログを軸にSNS展開まで広げている方
- 海外クライアントと翻訳の仕事をしている方
- 大河ドラマブログを長く続けている方
- 定年後に街歩きや記録をnoteで発信している方
- 夫婦でヨガやデザインの活動をしている方
- デザイナーとして行政や地域に関わっている方
共通しているのは、ひとつの収入源や役割に依存せず、それぞれの形で活動を「続けている」という点です。
この「続けている」という状態こそが、どんな時代においても、やっぱり重要なことだとあらためて気づかされました。
AIによって変わり始めた仕事
今回の対話の中で特に大きなテーマとなったのが、AIによる仕事の変化です。

とくに印象的だったのは、翻訳や通訳の現場で起きている変化でした。
- AIの導入により既存の仕事が減少している(実際に激減したとのこと)
- クライアントがAI翻訳へ移行している
- 単価や継続性が不安定になっている
一方で、まったく逆の流れも生まれています。
- AIを前提とした新しい仕事が増えている
- AIの出力をチェック・修正する役割が求められている
つまり、仕事がなくなるのではなく、「役割が変わっている」というのが実態です。
この変化について、参加者の方からもこんな声がありました。
デザイン分野ではやはり人の手が必要という話が印象的でした。
また、通訳の現場でも人がやったほうが結果的に早いという話も印象に残りました。
(ヴィータさん)
AIが広がるほど、人の役割がより明確になっていく。そんな現実を感じる対話でもありました。
また、AIとの向き合い方そのものについても、新たな視点が生まれていました。
AIについて、捉え方や使い方、それぞれの方のスタンスの違いが興味深かったです。
自分のAIの使い方についても、別の視点で考えてみたいと思いました。
(リョータさん)
AIは単なるツールではなく、「どう使うか」が問われる存在になっているのかもしれません。
ブログとSEOの変化
ブログ運営に関しても、大きな変化が共有されました。
とくに象徴的だったのが、エンタメ系ジャンルで起きている現象です。
- 検索順位は維持されている
- しかしアクセスや成果が減少している
この背景にあるのが、Google検索におけるAI表示の影響です。
検索結果の上部にAIが答えを出してしまうため、ユーザーが記事をクリックしないケースが増えています。
いわゆる「ゼロクリック」の増加です。
ただし、その中でも伸びている記事の特徴が見えてきました。
- サービスの具体的な使い方
- 実際の体験に基づいた情報
- 手順や画面を伴う解説
これからは「情報をまとめる記事」よりも、「体験やプロセスを伝える記事」の重要性が高まっていくと考えられます。
この流れを象徴するように、参加者の方からもこんな言葉がありました。
正解よりも、実体験。
自分の周りのことを発信することが、人とつながる秘訣だと感じました。
(ジューンさん)
情報ではなく体験が価値になるという変化は、以前からも言われてきたことですが、AI時代を迎えたいま、その傾向はより明確になってきたように感じます。

これから価値になるもの
今回のカフェトークの中で、とても印象に残った考え方があります。
それは、「完成されたもの」ではなく「過程」に価値があるという視点です。
- 制作途中の試行錯誤
- 考えながら進めている様子
- 少しずつ形になっていく流れ
こうしたものに、人は自然と引きつけられます。
一方で、AIが作ったコンテンツは整っている反面、どこか似た印象になりやすく、「誰が作ったのか」が見えにくくなります。
だからこそこれからは、
- 誰が
- どんな背景で
- どのように作ったのか
といった「人の文脈」が、ますます重要になっていくことは間違いありません。
オフラインだからこそ得られる気づき
今回のカフェトークでは、オンラインでは得にくい気づきについての声もありました。
実際に同じ場所に集まり、顔を合わせて話すことで生まれる空気感や偶然のやり取りは、やはり特別なものがあります。
奥成さんやゆきさんに対面でお会いできて本当によかったです。3年越しの願いが叶いました:)
オフラインで集まってお話をするというのは、とても新鮮でたくさんの気付きがありました。
仕事の機会の見つけ方のヒントや、AIの新しい使い方など、オンラインではたどり着けない情報を得ることができ、大きな収穫となりました。
(AUさん)
AIが進化し、どこにいても情報にアクセスできる時代になりました。
それでも、人と人が直接会って言葉を交わす時間には、また別の価値があります。
その場の空気や表情、ちょっとした一言から生まれる気づき。
そうしたものは、やはりリアルな場だからこそ得られるものだと、あらためて感じました。
まとめ|どう在るかが問われる時代へ
今回のカフェトークでは、明確な結論を出したわけではありません。
ただ、対話を通じて感じたのは、時代が大きく変わる中で、それぞれが自分なりの立ち位置を探しているということです。
AIが進化し、情報の価値が変わっていく中で、これから問われるのは「何をやるか」よりも「どうあるか」なのかもしれません。
- 自分のテーマを持つこと
- 自分のペースで穏やかに続けること
- 自分の言葉で語ること
そんなことの大切さを、あらためて感じる時間でした。
編集後記
今回のカフェトークは、知識やノウハウ以上に、その人の歩んできた時間や考え方がにじみ出る場でした。
AIがどれだけ進化しても、この「にじみ」は代替できないものだと思います。
そしてもうひとつ、今回のカフェトークの試みで強く感じたことがあります。
それは、このような場そのものが、AIには置き換えられない機会だったということです。
これまでの経験や、なんとなく感じている変化の兆し、まだ言葉になりきっていない未来への予測や希望。そうしたものが、会話の中で少しずつ形になっていく時間には、独特の価値があります。
正解を出す場ではなく、それぞれが持っているものを持ち寄りながら、これからの展開をゆるやかに描いていく。そんな時間そのものが、とても豊かなものだと感じました。
これからもこうした対話の場を、大切に続けていきたいと思っています。
今回は実験的に試みたカフェトークでしたが、もしこのような時間に興味を持っていただけたら、次回のカフェトークにぜひご参加ください。
初めての方でも安心してご参加いただけるように、少人数でゆったりとした雰囲気で開催していこうと思います。
日程や詳細は、メルマガやサイトでご案内しますので、タイミングが合えば気軽にのぞいてみてください。


